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グァム 3日目その1

2006年10月14日(土)

朝、激しい雨の音で目が覚めた。
まるでバケツをひっくり返したような、とはこの様なもの?

キョンちゃんは熟睡というものが出来ない人で、今朝早く暗いうちから外の様子が気になっていたという。
レースのカーテンの外はものすごい雷の音と閃光が長い間続いていたと言う。
そうなの?
一度寝たら目が覚めない私は全然気がつかなかった。

今日は一日中、海の予定。
どうせ濡れるのだから雨でもいいかと、強がりを言ったものの・・・
朝食を済ませてロビーで迎えのバスが来るまでには小ぶりになる。

私たちはオーシャンアドベンチャーパックと言うのを申し込んであった。
ジェットスキー
バナナボート
シーウォーカー
パラセーリング・・・・

あり得ない。
水着になることさえ考えていなかったのに、ロザンナさんとりりーさんったらどうしてもやりたいと言う。
りりーさんとキョンちゃんは高所恐怖症でパラセーリングはイヤだと言うし、私は閉所恐怖症なのでシーウォーカーは絶対無理と主張。
ロザンナさんの「大丈夫よ、今度やらなかったら一生もうチャンスは無いわよ。」で、半ば強制的に決定。
しばし、自分達の年齢を考える・・・普通は、しないでしょ。








案の定、着いてみれば回りは20代の子ばかりなり!
いきなり名前を呼ばれ、ひとり一台のジェットスキー。
こわごわ乗ってみると大したことは無く、
同じ所を何週もグルグル回っているだけで飽きてしまった。
やれやれと「なまこ」を避けながら岸に戻ると、雨が降り出して来た。

次はバスに乗りバナナボートのポイントまで移動。
次第に激しくなる雨。おまけに寒くなってきた。
寒いグァムなんて誰が想像しただろう。
あまりにも激しい雨なのでテントの下からコンテナのような大きなトラックの中に移動して小ぶりになるまで待つ。

2列になった10人乗りのバナナボートは私たちのほかに先頭に乗った若いカップル一組。
カップルの男の子がいきなりゴーグルをはめた。
スタートしたとたんに、この子は初めてではないと直感。
特に先頭は水しぶきをもろに浴びるのだ。
水しぶきと言っても、バケツどころか天井が抜けたように断続的に
海水が前から思い切り浴びせられるので目も開けていられない。

気がつくと先頭の彼女がバナナボートの脇にぶら下がっていた!!
「ストップーーー!」みんなの声でバンバン飛ばしていたジェットスキーのドライバーさんはようやく気が付きストップしたものの、彼女は遥か後ろでプーカプカ。
やっぱりね、私たちはがっしりどっしりロープをにぎり座っていたけれど、か弱い彼女のみ落ちた訳。
その後も雨はまた降ってくるし、水しぶきはすごいし、鼻水は出てくるし・・・グズグズだ。
キャー、キャー言う口の中にも容赦なく海水が入ってくるのでアップアップしてしまう。
でも・・・楽しかったかも。

またバスで今度はシーウォーカーの場所へ移動。
次々流れ作業の如く。
雨でなかったら海辺でバーベキューの予定が大雨のためお弁当に。
いかにもアメリカンな大きな骨付き肉2片とマカロニサラダ、
白いごはんと得体の知れない怪しい色のごはん。
食欲なし・・・だってシーウォーカーが控えているんだもの。
ナーバスになっていくのが自分でも良くわかる。
寒さでここに着いてから鼻水が止まらない。
アンケート用紙に「閉所恐怖症か?」「鼻は詰まっているか?」「飛行機に乗って耳が痛くなることはあるか?」なんて質問もある。
えー、ばっちりありますとも!

あれよあれよと言う間に私たちは潜る順番を待ちシュノーケルで海の中を覗いていた。
海の中のほうがまだ暖かい。
目の前を熱帯魚がよぎる、よぎる!
私は沖縄のさんご礁のテーブルがずっと下の方まで続いているのを見た時から、たぶん閉所恐怖症になったのだと思う。底が深すぎて見えなかった。

でも今は海の底がすぐ見える。潜って歩いている人たちが見える。
あー、そんなに深くは無いんだなと思ったら、大丈夫かもと思い出した。
問題は鼻づまり。いざとなったらキャンセルだわね。

そんな私の思惑は誰にも理解されず、気がつけば
30キロもあるという大きなヘルメットのようなものをかぶらされ、
海底へ続くはしごに足を掛けていた。あちゃちゃ・・・

ちょっと潜ったとたんに耳がキシキシ痛い。
耳抜きを何度もしながらゆっくり沈み無事みんなの所へ。
りりーさんが私を見て、大きく「よくやった!」のポーズをとってくれた。
まるで宇宙遊泳のような歩き方。バーにつかまり移動して魚に餌付けやカメラマンに顔を引きつらせながらもポーズもとったりして、ドンドン坂を下って行く。
「大丈夫・・・大丈夫・・・」と一歩一歩深呼吸をしながら自分に言い聞かせる。
全く生きた心地がしなかった。

DVDをすぐに見せてくれたけれど、その中では私の左手は変なポーズのまま固まっていた。
潜る前も帰りのバスが来るのを待つ間も横殴りの冷たい雨が叩きつけていて全員震えていた。
みんな鳥肌が立ち、唇は紫色。トイレは無いし・・・

ようやくバスが来て最後のパラセーリングは風も強いしキャンセルしようとしたら、先方から強風のため中止と言うことで払い戻しを受けてくださいと言うことになった。ワーイワーイ、良かった。

しかし、バツゲームのような今日の一日。
雨で寒かったし海の色もパッとしなかったけれど、
これでガンガンに陽が出ていたらえらいことになっていた。
私はすぐに真っ赤に日焼けして、
この後とんでもないことになっていたかも知れない。
by tutty0603 | 2006-10-20 17:52 | グァム

海外旅行と音楽、美味しいもの☆


by tutty0603
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